おもてなし親切大国イラン

約1週間もブログ更新が滞っていましたが、48ヶ国目となるイランを思う存分に楽しんできたカームラです!

さて、遡ること約2ヶ月前あたり、カームラがまだ日本でのニート生活(今もですが)を謳歌していて海外の旅程をまだ決めかねている時のこと、ある1人の人から連絡が来ました。

そのある人とはカームラが大学1年生の時、初めて一人で東南アジアをバックパッカー旅した時に偶然カンボジアで知り合った同い年の女の子でした。お互いに「18歳で女一人で東南アジアを旅しているなんて、こいつやるな…!」となり、意気投合し、日本に帰ってからも交流があった子です。

その子(以下、Aちゃん)から久しぶりに連絡が来て

Aちゃん「久しぶり〜!Twitterを見てたらカームラのアカウント見つけたわ!また旅に出るんだね!」

カームラ「そうなの〜!今どこ行こうか悩んでるんだ〜。Aちゃんって前にイラン行ってたよね?私もイラン行こうか悩んでる〜!」

イラン絶対に行った方が良い!

行きたいけど、治安とかどうだった?

下手なヨーロッパの都市より治安は良いよ

例えがすごく分かりやすい

イランに知り合いいるから案内できないか聞いてみようか?

え⁉️ぜひお願いしたい!

という話になり、Aちゃん経由でイランの大学で日本語を学んでいるイラン人の女の子を紹介してもらうことになり、イランに行くことになりました!

8年前に旅先で知り合った人から、こうして新しい旅先での縁を繋げてもらうなんて、アニメで言ったら胸熱展開すぎますよね。

紹介してもらったのは大学で日本語を学んでいる「ファーテメちゃん」で、カームラをイラン案内してくれる代わりに、カームラはファーテメちゃんの日本語に関する修士論文の添削をすることになりました。

「自分の卒論ですら適当に終わらせたカームラが、人様の修士論文を添削するなんていいのだろうか?」

と思いつつも、ファーテメちゃんの論文を読んだら

「……?日本語の終助詞に関する論文…?やばい、日本人ですら難しい内容だ…てかそこら辺の日本人より日本語に詳しそう…」

と思いながらも、ファーテメちゃんの論文を“ほんの少し”だけ添削して

「日本人でもすごく勉強になる論文でした!イランで会えるのを楽しみにしていますね!」

と連絡して、イランへと向かうカームラだったのです。そしてヨルダンのペトラ遺跡を堪能したカームラは、アンマンからトルコのアンカラ経由でイランへと旅立ちました!

アンカラ空港
綺麗なアンカラの空港
アンカラ空港
固くて冷たいベンチで寝てたカームラ

ここでサラッと書きましたが、カームラはアンカラで22時間トランジットを過ごしています。カームラの特技が「どこでもすぐに寝れる」で良かったです…。この3週間でトルコに3回も入国してますが、入国審査では何も言われずに秒で入国できています。日本人パスポートの信頼性ありがとう。

さて、どの国でも入国審査の時は少し緊張するものですが、中でも「イラン」という未知数の国での入国審査は少し緊張しましたが

カームラ「こんちわ〜」(予めワクチンパスポートと観光ビザを出す)

審査官「…OK」(カームラ提出した書類を何も見ずに、しかもスタンプも押さずにパスポートを返す)

カームラ「…え、NO スタンプでOK?」

審査官「OK〜BYE〜」

という具合に10秒くらいでイランに入国できちゃいました!

ちなみに「イランに渡航するとアメリカやイスラエルに行けなくなる」という話(イランとアメリカは仲が悪い)は有名ですが、パスポートの渡航歴はスタンプでしか管理してないので、スタンプがなければ渡航したことになりません(たぶん)

つまりシステム上は「イランに行ってもアメリカには普通に入れる!」ということになります!(出国時もスタンプが押されないので、本当にノースタンプです)(保証はできないヨ)(参考程度に)

そしてイランの首都テヘランの空港には朝3時に着いたので、空港のベンチで速攻で寝ました。空港内は人も多くて治安も全然悪そうではなかったです(治安悪くても寝るけどな)そして仮眠を取った後は、ファーテメちゃんの家に行くために、空港から市内へ電車で向かいました。

イランの地下鉄
イランの地下鉄

イランに地下鉄が発達していることも知りませんでしたし、NYの地下鉄より遥かに治安も良くて綺麗です。

空港で両替屋でイランの現金を入手して地下鉄に向かいましたが、地下鉄のチケットの買い方がさっぱり分かりません。係の人に聞こうとしたらイラン人の方が「どうしたの?」と声をかけてくれて

カームラ「この駅に行きたいんだけど、チケットの買い方が分からなくて…」

イラン人「同じ駅だから一緒に行こう!」

と言ってくれてその人が持っていたICカードで電車に乗せてくれました。

カームラ「ありがとう!チケット代いくら?」

イラン人「いいよ、大丈夫!」

カームラ「いやいや!いくらですか?」

イラン人「大丈夫!ウェルカム イラン!」

カームラ「え〜!ありがとう!」

イラン人「ガム食べる?」

カームラ「わ〜い!食べる〜!」

となって、イランに着いて早々にイラン人の親切さと優しさを感じました。

イランの地下鉄
地下鉄の車内

テヘランの空港から市内までは約1時間くらいかかります。イランの地下鉄も東京くらい混みますが、狭い車内で物売りの人が多くいます。こういう電車はメキシコぶりだったので懐かしく感じました。そして、親切にしてくれたイラン人の方にお礼を言ってお別れしました。

テヘラン 地下鉄駅
駅のタイルがもうすごい

ちなみに駅の改札でファーテメちゃんを持っている時も「大丈夫?何か困っていることはない?」と3人くらいから英語で声をかけてもらったりなど「イランの人優しすぎる…」と感じてました。

そしてファーテメちゃんとも無事に会えて、家へと向かいました。ファーテメちゃんの家に着くやいなや

「疲れてない?シャワー浴びる?先に寝る?お腹空いてない?喉乾いてない?何か必要なものがあったら言って!」

とおもてなし親切精神が炸裂してました。

今まで文面でのやりとりはあったものの、ファーテメちゃんと実際に会話したのはここが初めてでしたが、カームラが普通に話しても流暢な日本語で話してくれるので、本当にすごいな〜と思いました。

ファーテメちゃんは大学で日本語を専攻していて、来年から日本の大学院に留学するそうです。日本語が大好きで、将来は日本語の先生になりたいそうです。ほぼ同い年でこんなに素敵な夢を持っている子が一方で、ニートのカームラときたら…

ファーテメちゃんの家に数日滞在しましたが、ファーテメちゃんのお母さんが作ってくれるご飯が美味しすぎる上に、こちらも「おもてなし」精神がすごかったです。その様子をお紹介します。

イランもお米が多い!
サフランとバター味のご飯美味しい
甘党カームラが好きそうな砂糖
朝ご飯 ママ特性花梨ジャムが美味しい
スパイシーカレーみたいで美味しい〜
ちょっとしたお茶でもたくさん出してくれる
じゃがいもコロッケ ホクホクで美味しい
炭水化物 オン ザ 炭水化物パスタ

そして別日にファーテメちゃんの友達の家に行った際にも、カームラはたくさんおもてなしをしてもらいました!

奥にあるいちじくが美味しい
おぼんもオシャレ
ペルシャ絨毯がすごい
みんなで囲って食べる

おかげさまでイラン滞在中は本当によく食べさせてもらってました!

中東の食べ物は味が濃いというイメージがありますが、イランの料理はそんなに濃くなく、お米と一緒に食べることが多いので、とても日本人好みだと思います!

さて、今回は「カームラのイランホームステイ体験談」みたいなブログになりましたが、いかがだったでしょうか?

かつてアメリカから「悪の枢軸国」とまで言われ、密かに核兵器を作っているとまで言われたイラン…

私たち日本人も「イラン=危なそう」というイメージがどこか抱きがちですが、実際に行ってみると、そこにいる人たちとイメージは全く異なるものでした。

現在イランは経済制裁を受けており、イランで生活するには厳しい面もあると思いますが(例えば外国人はクレジットカードが使えない)(VISAとかMaster Cardはアメリカだしね)イランにいる人たちは、そんな状況にも関わらず、外国人であるカームラにこんなにも親切に接してくれました。

ちなみにイランでの日本人ウケはすごいです。みんなアニメ大好きです。歩いてるだけで「一緒に写真撮ろう!」と言ってくれます。なんでサングラスもしてるのに日本人ってバレるのでしょう。

そして、もちろんイランに限らず、私たちが知らない国に抱くイメージ=未知なものに対するイメージとは「メディアによって印象操作されたもの」でしかないんだなと強く思いました。

それはイランだけでなく、今世界から避難を受けているロシアにも言えると思います。

決して戦争を肯定するわけではないですが、カームラにとってロシアは純粋に好きな国の一つあり、それは実際にその国に行って、そこで生活している人たちを知っているからこそ「ロシアが悪」というメディア報道に対しても「国は悪いかもけど、その国にいる人は悪くない!」と思うことができます。

つまりメディアの報道や世間が抱いているイメージだけで判断するのではなく「それは誰にとっての都合がいい報道なのか?」という客観的な視点と、それに対する「自分の考え」を持つことが今の社会には重要なんだと思いました(日本のメディアはアメリカの都合に合わせているってことですよね〜)(ロシアもイランもアメリカが嫌いなだけだし〜)(←大きい声で言えない)

イランという国で、そこにいる人々からたくさんの親切とおもてなしをもらったカームラは

「いつの時代もメディアが流すプロパガンダは怖いなぁ!」

と思うのでした。

何やら変に真面目な話になってしまいましたが、8年前に出会った友達が繋げてくれたご縁によってカームラの楽しいイラン旅行が始まりました!

そんな魅力あふれるイラン観光については次回から上げたいと思います!

以上、リアルタイムではエジプトにいるカームラでした〜!

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カームラ

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