世界の半分を全部楽しんできた

世界史履修者にとって「イラン」とはとても魅力的な国なのです。なぜなら、イランにはかつて「世界の半分」があったからです。そう、そこに世界の半分があったからです!

「イスファハーンは世界の半分!」

世界史は嫌いでもこのフレーズだけでも覚えている人もいそうですね。てことで今回はイランの京都的なポジションにいる「イスファハーン」についてのブログです!

目次

なぜ「世界の半分なのか」

そもそもイランという国自体が、東はヨーロッパ西はアジアという立ち位置にいたため古くから「交易の拠点」と栄えてきました。中でもイスファハーンとは、古くからイランの重要な拠点であり、当時の繁栄していた様子を

「イスファハーンはめっちゃ栄えとるし、何でもあるし綺麗な場所だから『世界の半分』がここにあるんや!つまりイスファハーンは世界の半分や!」

と賞賛されていた都市というわけです。そこからこのようなフレーズが生まれた訳です。

日本と地味に近い(錯覚)

ここがイランの場所です。トルコのイスタンブールもそうですが、交易の拠点として栄える場所というのは人もモノも多く集まるために歴史的文化遺産も数多く存在するということなんでしょうね。その代わり、常に他国から侵略される危機もありますが…。

ちなみに日本の奈良県にある正倉院には、イランの地から伝わったペルシャ風の仮面もあるくらいですから、当時の貿易のネットワークは凄まじいものですね。法隆寺にもギリシャの技術が伝わってますし(そんなこと言ったら古事記もギリシャ神話と旧約聖書と類似点が多いし!)

何故ここにアルメニアの教会が?

イランと言えばイスラム教の国として有名ですが、ここイスファハーンにはなぜか「キリスト教の教会」が多くあるエリアがあります。そのエリアは「ジョルファー」と呼ばれており、今もアルメニア人が多く住んでいます。

カームラは歴史好きですが

「え、なんでイスラム教の国にキリスト教の建物があるの…?イランにあって大丈夫なん…?」

と思ったくらい、この歴史に関しては全く知らなかったです。

その昔、商業を得意としていたアルメニア人に目をつけたサファヴィー朝のアッバース1世(この人懐かしい〜)が

「イスファハーンをもっと発展させるために商売上手のアルメニア人をここに強制移住させるんや!代わりに教会の建設や商売特権も許しちゃるけ!」

となり、イスラム教の国にも関わらず、他国の者でありながらもアルメニア人たちををイランに強制的に住まわせたようです。

このアルメニア人の歴史は全然知らなかったですし、商業の発展のために異教徒を受け入れるのが流石イスラム教だな〜と思いましたし、そして今もこうして教会が残っているのが面白いです。そのアルメニア教会の中でも有名な「ヴァーンク教会」に行ってきました!

ヴァーンク教会
レンガ作りなのが中東っぽい
ヴァーンク教会
え〜!なんか中国っぽい
ヴァーンク教会
下の青いタイルがモスクっぽい!
ヴァーンク教会
やっぱり天井がモスクっぽい柄
ヴァーンク教会
イスラムとキリストのMIXだ

イランでまさかアルメニア正教会の教会を見れるとは思いませんでしたが、イスファハーンの面白い歴史を見れた場所でした!

いざ世界の半分へ!

イスファハーンの一番有名な「イマーム広場」にはモスクや宮殿やバザールがたくさんあります。そして夜は幻想的なライトアップがされているので、イスファハーンに着いたその日の夜9時くらいから広場に向かいました。

イスファハーン イマーム広場
「これが世界の半分か〜!」と叫びました。
イスファハーン イマーム広場
夜ファハーン!

暗闇の中に浮かび上がるようなモスクに感動したカームラでした。この日は外から眺めるだけにして次の日は朝9時半ごろからまたイマーム広場を訪れました!

イスファハーン イマーム・モスク
朝ファハーン!
イマーム・モスク
細かすぎ〜!
入場料は500円
イマーム・モスク
どこ見てもすごいナ…
イマーム・モスク
広い!デカい!すごい!三拍子!
イマームモスク
朝の早い時間は人がいなくてええな
イマームモスク
イラン風カームラの服装

ここでイランでの女性の服装について紹介します。

  • イランでは外国人もヒジャブ必須
  • 長袖長ズボンも必須
  • おしりが隠れる上着がいる

暑いイランで、少し大変な規則かもしれませんが「郷に入っては、郷に従え」ということです。別にこの規則を守らないからと言って誰に怒られるという訳ではないのですが、やはりルールには従った方がよいでしょう。

カームラはお世話になっているファーテメちゃんから長めの上着を借りて、ヒジャブはイスタンブールのバザールで320円で購入したものを使ってます。

ちなみにアンカラからイラン行きの飛行機の乗った時から、すでに女性の方はみんなヒジャブをしていたのでカームラも飛行機の中からヒジャブ生活をスタートさせました。慣れないヒジャブに、首に汗もかいて痒くなってしまうので、かゆみ止めクリームがあった方が良いかもしれません(カームラは虫刺されクリームで代用)

楽しすぎるバザールお土産巡り!

みんなでイスファハーン観光!
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現地の言葉が分かる日本人と、現地のイラン人が3人もいる最強のメンバーでイスファハーン観光していたということです。つまり「バザールでの買い物でぼったくられる心配が一切ない!」ということです!これがどれだけストレスフリーなのか分かりますか!?(切実)

カームラ「これいくら?」

友達「2ドルしないくらい!」

カームラ「安すぎない?」

友達「イラン人が聞いてるからね(笑)」

カームラ「大変助かります」

カームラ「これ私だけで聞いたらどうなるんだろ…」

友達「2倍くらいの値段じゃない?」

カームラ「大変助かります!!」

色々と値段を聞いてきたのでお土産の相場参考になるかは別として、イスファハーンのバザール巡りをお楽しみください!カームラ的イスファハーンのオススメお土産たちです。

イスファハーン お土産
大きめのタイル750円
イスファハーン お土産
額縁込みで900円
イスファハーン お土産
右下の小さいタイル 200円
イスファハーン バザール
こんなバザールが無限にある
イスファハーン バザール
一帯が昔からある歴史あるバザールらしい
イスファハーン お土産
銅製のお皿 900円とか
イスファハーン お土産
伝統柄のマット150円(洗濯可)
イスファハーン お土産
カームラも3枚お買い上げ!
イスファハーン お土産
イヤリング300円
イスファハーン お土産
ガラス製品 350円

今までお土産買いたい欲を抑えていたカームラですが、さすがにバザールでは抑えきれず大きめのタイルとマットを3枚購入しちゃいました!これでも1500円は超えていないので本当に安いです。ただし、イラン人の友達が3人もいたので現地人プライスかもしれません…。もしイランが今回の最後の国なら爆買いしてました…。ここで爆買いしたら荷物が重くなっちゃう…

イスファハーン お土産
もはや見るだけで満足
イスファハーン お土産
このあたりは値段を聞くのも怖い

以上、イスファハーンのブログでした!「世界の半分」の名に相応しいイマーム広場、数多くのバザール巡り、そしてアルメニア人の教会など面白いところばかりでした。一緒に回ってくれたイラン人の友達たちもみんな日本語が流暢すぎて、観光してる時も色々話せてすごく楽しかったです!おかげさまで今回も人に恵まれた旅でした!(いつもそんな気がする)

イラン観光編はまだまだ続きます!ではまた次のブログで!

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カームラ

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