【2022年最新】ペルセポリス観光

今回は時系列を遡り「イランのペルセポリス」に行った時のブログです!

この「ペルセポリス」は世界史好きな人にとっては

「あー!懐かしい!ダレイオス1世!」

と大盛り上がりのペルセポリス(個人差あり)ですが、そうじゃなくて受験で仕方なく世界史をイヤイヤ学んでいた人でも「ペルセポリス」はギリギリ覚えてる序盤のところです(個人差あり)

そもそもペルセポリスとは?

紀元前331年にアレクサンドロス大王に破壊されて以来ずっと廃墟となっていた都市。かつてアレクサンドロス大王がペルセポリスを破壊した際、そこにあった “金銀財宝をロバ1万頭とラクダ5千頭使って持ち出した” と言われているくらい栄えていた都市だったと言われている

つまり「廃墟と化してた歴史ロマンある場所〜!」

歴史の流れで言うと、シュメール人→古バビロニア→アッシリア→アケメネス朝ペルシャですが、最後にアレクサンドロス大王に滅ぼされてから、ついに古代オリエント文明として終わりを迎えたのがペルセポリスなのです。

そう!かつて「超イケイケだったシュメール文明の最後を迎えたのがペルセポリス」なのです!

今回はそんな歴史ロマンがあるペルセポリス日帰り観光のブログを書きたいと思います!

目次

観光情報まとめ!

  • アクセス方法 タクシー
  • シーラーズからペルセポリスまで 1時間
  • 入場料 570円
  • 観光の所要時間 約3時間

ペルセポリスに行く拠点となるのがイランの南の都市である「シーラーズ」という街です。

シーラーズ観光編についてもまた今度あげますが、イラン観光の中でもなかなか見所が多かったです。

そしてタクシーなのですが、カームラはイラン人の友だちである「ファーテメちゃん」が、イランのUberみたいなアプリでタクシーを配車してくれたので、本来の観光客価格は正確には把握してませんが…

って感じです!

行きは配車アプリで200円!(安すぎ)

帰りはペルセポリス出口付近の流しタクシーを450円で拾ってシーラーズまで帰りました。ちなみに帰りのタクシーがなかなか捕まらなかったので、駐車場付近の警備員に助けてもらいました!(イラン人優しい)

イランではSnap!という配車アプリが有名らしいです(外国人が使えるか分からん…)(あくまでも相場として参考程度に!)

お気づきかと思いますが、イランではタクシーがあまりにも安いんです…!!例えばイスファハーンでは15分乗っても “80円” とか…!?

いや、これで生活できるのか?

と心配になるくらい安かったのですが、これくらいの相場ということはそういうことなのでしょう…

ペルセポリス遺跡へ!

ペルセポリス
見せつけるかのような世界遺産マーク
ペルセポリス
入場料金570円を払って、いざ!
ペルセポリス
フォーー!!!現地だー!!
ペルセポリス
廃墟感がたまらん…!!

正直言って、遺跡の保存状態は良くないですが、これが良いんですよ…!時間と共に朽ちていく遺跡の儚さがロマンなんですよ…!!(遺跡フェチ)

ペルセポリス
楔形文字〜!
ペルセポリス
すごく大きいです
ペルセポリス
こんなのがたくさんある

ちなみにですが、保存状態の良い石碑や石像はどこにあると思いますか??

大英博物館のアッシリア
大英博物館に持って行かれてます

そう、あの大英帝国がほぼ持っていってロンドンの大英博物館にたくさん展示しています…!(ルーブル美術館にも多少ある)

冷房の効いた(大英博物館はあんまり効いてないけど)博物館で汗かかずに見る遺跡の物より、苦労して現地に行ってそこの空気と共に見る遺跡の方が数倍価値があると思いませんか!?

カームラ「いやー流石のかつてのペルシャ帝国ですな〜すごいわ〜」

ファーテメちゃん「よく色々知ってるね〜」

カームラ「いやいや!アケメネス朝ペルシャは日本でもすごい有名よ(個人差あり)」

ファーテメちゃん「でも、イランではあんまり習わないんだよね〜」

カームラ「え!?なんで!?こんなにすごい歴史があるのにあんまり習わないの!?イランが誇る素晴らしい歴史なのに!」

ファーテメちゃん「実は昔の歴史あまりは習わずに、現代史ばっか習うんだよね…」

カームラ「…?なんで?」

ファーテメちゃん「特にイラン・イスラム革命以降の話ばっかするんだよね〜」

カームラ「あっ…(察し)」

1979年にイランで起きた革命というのは、世俗化されたイランという国にイスラム教色をもっと強めるものでした。

なぜなら革命前までのイランとは「アメリカと仲良しこよし」しすぎた結果、イスラム教が世俗化されてアメリカにいい様にされていた国だったのです。

びっくりなのですが、当時のイランとは中東では1番アメリカ化された国だったのです!

そこに嫌気が差したイランの人たちが

「アメリカの言いなりになるなや!イスラム教の国やぞ!」

と言って革命を起こして、今に至る感じです。

しかも、この時イランは世界第2位の石油産油国だったので、この革命は日本に「オイルショック」という形で衝撃を与えました(他人事じゃないヨ)

イランでのイスラム革命がどうのこうという話ではなく、かつてはイランと仲良かったくせに、いざ反旗を翻されると「コイツらは悪や!しかも核兵器も持っとる!」と決めつけて、挙句の果てに「悪の枢軸国」なんて呼び名をつけて、現在に至るまで経済制裁までしてるアメリカ君ってどう思います…??

話が長くなりましたが、何が言いたいかと言うと…

前回も言ったようにアメリカによる「メディアの印象操作」があるように、イランでもイランで「革命は成功し、今の政府を正当化するような教育」(←かなり小声)がなされてるのだと、思い知りました。

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ちなみにですが…日本の歴史教育ってどう思います?ちゃんと学校で教えられたと思いますか?日本の今の教科書って誰が作ったと思います?いつ作られたと思います?

答えは戦後のGHQです。

日本は、日本人である自分たちが歴史の教科書を作ったのではなく、かつて「戦争してた相手の国」が作ってるんですよ…?

「戦争してた相手国が主導となって作った歴史の教科書」ってどうですかね?ちゃんと私たちに正しい日本の歴史と価値観を教えられてる…と思います…?

気になる人は「日本 歴史 教科書 問題」ってググってみてください(カームラもググってもイマイチいい記事が出てこなかった…)

ちょっとここら辺の話は1万字超えるのでやめておきますね。でも、いつかちゃんと書きたい内容なので頭の片隅にでも置いておいてください〜!

「歴史は勝者によって作られる」

という言葉があるように、歴史教育だけでなく今のニュースの印象操作にも通ずることがあるように思えますね…

またまた、いつものように話が脱線してしまいましたので.…最後にペルセポリスの観光ルートを写真でお送りします!

ペルセポリス観光ルート

主に入場して右回りに進んでいきます!

入り口→博物館→カフェ→神殿跡→(階段を登って)お墓→入り口方面

というルートで大体は回れます!

ペルセポリスはご覧のとおり、日陰がなくベリアッチホット(=とても暑い)なところなので、水は忘れずに休憩しながら進んでいきましょう!

ペルセポリスは観光に1日かかる!?

という記事も見ましたが、こんなところに1日も居たら確実に干からびます!危険ですのでやめましょう。

カームラたちは休憩しながらゆっくり見ても3時間くらいだったので移動も含めて半日は時間を取りましょう!

ペルセポリス
ペルセポリスの入り口とカームラ
ペルセポリス
あー!菊のマークコラボ〜!
博物館にも菊のマーク…!

博物館に入るのにも別途500円かかります!…正直に言うと別に入らなくても良いです…(笑)

ペルセポリス
階段を登って上から見る神殿跡
アルタクセルクセス2世のお墓
アルタクセルクセス2世のお墓
アルタクセルクセス2世のお墓
装飾が細かいい〜!
ペルセポリス
観光客少ない!
この時から色んな動物がおるんやね
菊のマーク多いなぁ…

(菊のマークに関する記事はこちらから↓)

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ペルセポリス
機械もない時代にこんなに精巧に作るのすごくない…?
ペルセポリス
カームラも一員に!

「壮大なペルセポリス」と「イランの教育事情」と「昔のアメリカとイラン」と「日本の歴史教育」というトピック満載のブログになってしまいましたが、「やはり歴史を学んでいると今にも通ずることがあって面白いな〜!」と思うカームラでした。

以上、ペルセポリス編でした!

ちなみに突然使えなくなったカームラのiPhoneはフィレンツェのアップルストアに行ってもやはりダメでした(大泣き)

言うても帰国まで残りちょうど1ヶ月となりました!スマホは死んでても今は予備端末でどうにかなっているので問題ないです!(カメラの画質が落ちます…)

リアルタイムではヴェネツィアにいるカームラでした!

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カームラ

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